【はじめに】

南半球では今年の夏、インフルエンザの流行は殆どなく、日本でも同様に今冬のインフルエンザの流行が限られる事を期待します。

しかしながら、新型コロナウィルスとインフルエンザの同時流行（ツインデミック）も危惧されています。ツインデミックになった際には医療崩壊をきたすことも心配されます。

そのため、厚生労働省は新型コロナウィルスに罹患した際に重症となる65歳以上の高齢者に、従来より20日間前倒して、10月1日よりインフルエンザワクチン接種を始めるように指示いたしました。

インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い（厚生労働省）

当院はこの指示に従って接種を予定いたします。医療関係者も10月26日以降の接種と決められております（当院のスタッフに対しても10/26までは接種は行いません）。

ワクチンは9月、10月、11月、12月と順次製造され、12月まで順次納品されます。例年インフルエンザの流行は12月半ば以降から始まります。

たとえ10月にワクチンが枯渇しても、12月まで納品が続きますので、感染予防を励行してお待ちください。ワクチンの効果は6か月程度とされていますので、遅く接種することにもメリットがあります。

高齢者の方々には肺炎球菌のワクチン接種も積極的に受けるようにお願いいたします。インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチン両者の接種を行うと、肺炎で入院する確率が1/5になると報告されています。

 

【接種概要】　※従来通りご予約は不要です

65歳以上の高齢者へのインフルエンザワクチン接種は、埼玉県内は今年度に限り無料となりました。

現在新型コロナウィルス流行中であるため、3密を避ける方法で1時間に70名に限り接種いたします。

受付は、午前は8時30分より午後は13時30分より開始し、それぞれ１時間毎に枠を作り1日最大420名の接種を行う予定です。

詳細はこちらをご参照ください。https://saitama-ni.com/medicaltype/vaccination

尚、10月26日以降の接種方法は別途ご案内させていただきます。